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ナイスです 枝野代表石垣議員  [何か変]

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首相辞意表明直後「こうした理由でお辞めになることは大変残念だろうと思う」とお見舞いと健康回復を願うコメントをされた立憲民主党枝野代表はご立派でした。一方で、「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」と総理について呟いた同党石垣のりこ議員が非難されているようですが、国民目線に立った素直な意見だと私は思います。橋下徹氏が辞任会見の際、総理に「お疲れ様でした」と声をかけた記者はひとりしかいなかったと嘆いていましたが、そんな声をかける必要が果たしてあるでしょうか。
安倍総理は自ら手をあげその座についたのです。無理やり押しつけられたわけではありません。そしてその間、モリカケ問題、公文書改ざん、桜を見る会の私物化、任命した閣僚のおこした諸問題等、なにひとつ積極的に解明せず自ら国民に説明もしていない。そして具合が悪いので辞めますとはあまりに無責任な行動、石垣議員の呟きにも納得できます。一般企業ではまず手をあげても社長にはなれません。選ばれて、荷が重いなと感じつつもその責務を担っている社長もいるはずです。しかしひとたび社内で不祥事が起きれば、ましてや自らが絡んで資産の流用、無駄使いなど発覚すれば、株主に経緯を克明に説明した後、その職を解かれることになるでしょう。でも総理という職はそんな世の常識が存在しない異次元にあるようです。辞任表明のときに先の諸問題についての質問も記者団から受けつけ、丁寧に答えていたら評価はかわっていたでしょうが、質問が事前に用意されている記者会見など意味がないと考えます。私の個人的な安倍総理への評価は?安倍首相が就任当初に掲げた新IT戦略に関する江川紹子氏の質問に対する総理の回答が安倍長期政権の縮図ではないかと思います。
国民の生命、日本経済が脅かされているコロナ禍にあって、あと何日、自民党の先生方はボスの座を争っての駆け引きに傾注するのでしょうか。根本からこの国の政治のシステムを見直す時期だと考えますがいかがでしょうか。

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間抜けなテロリスト [旅]

DSC_8249.JPG911のアメリカ同時多発テロ発生以前、アメリカの税関がまだぬるかった時代の話です。ロサンゼルス空港でのこと、出国の際、私は預けるスーツケース2個を検査のためベルトコンベアーに載せました。私の荷物がゴムのカーテンの向こう側に消えてしばらくすると赤いランプが点滅。私は係員に呼ばれました。パイプ椅子に寄りかかりながら私のスーツケースの中が映し出される画面を見ていた黒人の職員は横柄な態度で「これは何だ」と指さします。そこには綺麗な女性の顔が見事に映し出されていたのです。当時私はかつら屋さんで働いており、ロスにある女性用ウイッグを販売する子会社を訪れ、そこで大変気に入ったマネキンを購入。大事な顔を傷つけまいとそれをスーツケースにいれていたのです。殺害した女性の頭部だけ切り取って持ち出そうと思われたのでは心外ですからこれはマネキンヘッドだと説明しました。でも彼が指差していたのはマネキンの横にある格子状の中に見える数個の丸い物体だったのです。私はそれがいったい何なのかすぐに理解できませんでした。荷物を詰めたのは私です。でもわからない。マシンガンの弾丸にも見えないこともありません。私は何者かに嵌められたのか、いやな汗が全身からにじみ出てきました。しびれをきらした彼は冷たく「開けろ」とひとこと。キーを差し込み開くと美しいマネキンの横に小さな段ボールが。舞い上がっていた私はその時点でもその中身が思い出せません。男は再度「開けろ」とひとこと。絶対に自分では開けないのです。男のことを『この臆病者!』と思いながら箱をあけるとマニュキアの瓶が数本、ぶつかりあって破損しないように区切られた箱の中にありました。ロスにくる前、NYで美容ショーを訪れその会場でお土産にと格安の珍色マニュキアを購入していたのです。私はその箱の周囲にあった箱も次々に開けろと命じられました。中身は女性用の金髪ウイッグです。奥様用に購入したものもありましたしサンプル品もいくつかありました。でも彼にしたら男の私が女性用金髪ウイッグをもっていること自体異様に思えたことでしょう。彼がゲイなら私は手でも握られていたかもしれません。彼の指示に従い私はもうひとつのスーツケースもあけました。中には子供の土産に買った腕を引っ張ると口からマーブルチョコが飛び出す人形が。またいくつかのウイッグも出てきました。仕事だから仕方ありません。JALのカウンター前ですから私の背後にはチェックイン待ちの日本人がいっぱい。私は彼らに異常者のような目で見られている気がしました。検査が終わると彼は「Thank you」とひとこと。そしてまた別の乗客の検査任務に戻ったのです。私はひっちらかった荷物を放置してその場を立ち去りたい心境でした。
現在旅券にはICチップが内蔵されているそうで、チップを損傷しないためにでしょうか中ほどに厚紙が挟み込まれており、絶対に折り曲げないでくださいとの注意書きがあります。チップには氏名、生年月日、顔写真が記録されているとか。でもそれ以外の個人情報もインプットされているに違いありません。私の場合「各国税関職員へ、この者もスーツケースは必ず開けさせること。面白いものが見つかるよ」とでもインプットされているのでしょう。

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美しい国 [何か変]

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安倍首相が辞任を表明しました。彼は首相通算辞職日数、連続在職日数ともに歴代No.1を獲得したわけですが、その間の評価はいかがなものなのでしょう。モリカケ問題、資料改ざん、桜を見る会等、彼の係った諸問題の結末に国民の大半は納得していないのでは。加えて相次ぐ大臣の退任、今現在も任命した大臣や副大臣が拘置所にいるというのに、何も説明することなくその座を去るわけです。下記は2006年、彼が「美しい国、日本」目指して最初に首相に就任した際に記した、前任者に対する当時の私の評価です。あれから14年経て、私にはあの時から時計の針が全く進んでいないのではないかと思えてなりません。

「自民党をぶっ壊す」と勇ましい産声とともに誕生した小泉首相が退陣します。最後まで国民の高い支持率を維持した小泉政権でしたが、その評価はまちまち。しかし私が小泉純一郎の担任教師なら彼の通信簿に躊躇なく5をつけるでしょう。
アメリカ同時多発テロに端を発したイラクへの自衛隊派遣、北朝鮮拉致問題、様々な利権に絡んで甘い汁を吸ってきた族議員を震撼させた道路公団の解体・郵政民営化等々、歴代総理が直面しなかった数々の難問に遭遇し、また問題を掘り起こし、対処、解決の糸口をつかんできたことは評価に値すると思います。でも私個人として小泉首相最大の功績としてあげたいのは、重鎮・長老・ご意見番として、自民党内でまつりあげられてきた老害議員たちを引退させ一掃したことです。時代の流れには無頓着でもお金の流れにだけは敏感なご老体、フィクサーきどりのいけずな老人、日本の政治家として世界に配信されることを拒みたくなるような醜悪な顔の御仁、昨夜の夕食のおかずも覚えていそうにないお年寄りたちの憩いの場、仮眠所として議場を提供してはいけなかったのです。もちろん、偽メイル事件のような野党の失態という追い風にも恵まれましたし、無駄な道路は造らないことを目標としていたのに計画中の全線を建設することになった道路公団改革、年金制度の公正化、厚生労働省の無駄遣い等、行政改革を唱えながら問題の発覚にとどまり、国民が納得する解決をしていない案件も少なくありません。もっとも国民全員が満足する結果を出すことなど不可能。政治につきものだった汚いお金の臭いを感じさせることなく、奇人だからこそできたのか派閥にこだわらない組閣を実行し、ぶっ壊すところまではいかずとも、自民党本丸に深い亀裂を生じさせたという事実に異論を唱える国民は少ないはずです。恐ろしさと表裏一体ですが、国民の支持があれば政治は動く・変えられるということを、与野党を問わず議員たちに知らしめたことは間違いないでしょう。
小泉首相の後に安倍首相が誕生しようとしています。反小泉勢力の連中に、崩れかけている自民党本丸を修復する時間を与えてはいけません。時計の針を絶対に戻させてはいけないのです。安倍首相は、戦後間もなく占領軍アメリカが深く関与して作られた憲法の改正を目指しています。日本が戦争にどう対処するのかを明確に記した憲法を作成することも重要でしょう。でもそれより「戦争を知らない子供たち」しかいない世界の実現に向け、地球規模でリーダーシップを発揮して欲しいと思います。

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やっちまったね日産! [くるま]

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箱スカ、フェアレディZ、32 GT-R、懐かしい車とともにキムタクが登場する日産のCMを最近テレビでよく見かけます。ごたごた続きの日産のイメージ回復を狙ってのものでしょう。
日産のブランドアドバイザーに木村拓哉さんが起用されたそうです。ちょっと前までトヨタ車のCMに出演していた彼を選んだ理由は何? まさか現女性副社長がキムタクの大ファンだから、なんてことはないと思いたいですが。彼を推した代理店にも?です。ギャラが破格に安かったということもないでしょう。いっそ芸能界のウザい男No.1、日本一の嫌われ男といわれたノンスタイルの井上裕介さんを起用した方が話題性もあったのでは。過去に事故で問題になったのでやっぱり無理ですかね。でもそこをあえて登用すれば、底辺から這い上がろうという日産の意気込みを逆に格好よく訴えられたのではないでしょうか。
私は日産が大好きです。免許を取得してこれまで半世紀近く日産車以外は購入していません。その日産が今なぜ、キムタクにブランドの失地回復を委ねたのか本当に不思議に思います。ブランド価値を高めたいなら、エンブレムを替えたり、有名人を使ってイメージ広告を作ったりするより、世界中の車好きが、日産ファンが、これ格好いい、これ乗りたいとおもうような魅力的な車をどんどん市場に送り出すことを最優先すべきではないでしょうか。
お上にホンダとの統合を提案されるまでになってしまった「世界の日産、技術の日産」、これから創るクルマで、かつての輝きを絶対に取り戻して欲しいものです。キムタク起用で、“やっちまったね日産” と日産ファン流出に拍車がかからなければいいのですが。

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面倒くさい関係 [小説]

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「21時21分発のぞみ473号新大阪行き間もなく発車となります」人影もまばらなホームに流れるアナウンス。「昭恵、さっきも全然食べてなかったじゃないか。ちゃんと食事しなきゃダメだよ」「だって晋三とまた5日間会えなくなるのよ、食べられるわけないじゃない」デッキに立つ晋三とホームに立つ昭恵は握り合った手を離さない。「ドアが閉まります」ひと時でも長く一緒にいたい二人を無情にも裂くアナウンス。手を離したと同時にドアが二人を遮断した。昭恵の瞳から落ちた一筋の涙がホームを濡らす。相手に届かないことはわかっているが「晋三」「昭恵」それぞれ別の世界からお互いの名をつぶやく二人。のぞみは徐々にスピードをあげ東京駅のホームから姿を消した。零れ落ちる涙をぬぐうことなく手を振り続ける昭恵。数寄屋橋付近のカラフルなネオンの灯りが晋三の顔を照らす。昭恵の姿はとうに見えない。彼はため息をつきようやく席に向かう。車両の中ほど3列席の通路側9Cが晋三の席だった。父の遺品であるマジソンバッグを網棚に乗せのシートに座る。隣席9Bには誰もいない。窓側9Aに座っていた女性が晋三に声をかけた。「純愛してはりまんなあ、王子様」「令和の時代にシンデレラエクスプレスなんて死語ありえないでしょ。あーやっと週末が終わった。うれしー。ところでそっちは今夜彼とのお涙頂戴セレモニーはなかったの?」「彼、夕方札幌へ行ってしもた。ちゃんと羽田でシンデレラ演じてきたさかいご心配なくー」。その時、晋三のスマホがラインの着信を知らせた。昭恵の視界の先にある涙で歪んだ二本のレールが直線になるまでさほど時間はかからなかった。ホームのベンチに座りバレンシアガのバッグの中からiPhoneを取り出しラインを打ち始める昭恵。『会いたい、今すぐ会いたい』。「重い、重い、この思い重すぎ。これ見て。馬鹿なのほんと。勘弁してくださいよだよ」晋三はすでに9Bの席に移っており右手で9Aに座る女の左手を握っている。そして列車が品川駅を出るころには彼女にしなだれかかりながら深い眠りについていた。晋三へラインを送った昭恵は足早にコンコースに通じる階段を下りる。日曜の夜なのですれ違う人もいない。昭恵のiPhoneが振動しラインの着信を告げる。「嘘っ!」不満気な呟きとともに画面をみる昭恵の頬が膨らんだ。100年前の姿を取り戻した東京駅丸の内駅舎の前に佇んでいても違和感のないモンスターマシンBMW-M6。その助手席側のドアが開き女が乗り込む。「太郎君、何で急に変更すんのよ。八重洲口のが近いのに。歩き疲れた私ー。」「ライトアップされた東京駅を見てもらおうかと思ってね」「興味ないから全然。ところで今夜はシンデレラ気取りの百合子姫はどうしたの?」「帰ったはずだよ新幹線で、今夜から札幌ってことになってるから俺」「あーお腹すいた。焼肉行こう。ハラミ、ハラミ食べたーい」「了解。昭恵さま」。ブラックサファイアカラーのM-6は乾いたエンジン音を轟かせ灯りの消えた丸の内のオフィス街にやがて同化していった。
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ルージュの伝言 [楽]

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荒井由実の名曲「ルージュの伝言」、45年前にこの曲がレコード屋さんから聴こえてきたとき、洋楽、それも喧しい部類の曲ばかり主に聴いていた私は衝撃を受けました。当時の日本のポップスにはない軽いタッチのメロディでいい曲だな、荒井由実って凄い人だなと思ったものです。
今日カーラジオからその「ルージュの伝言」が聴こえてきました。ボリュームを少しあげて聴いてみると出だしの“あのひとのママに会うために“に続いて“今ひとり列車に乗ったの”と歌っているではありませんか。“列車”?当時大学生だった私ですが、東海道新幹線が走りだして数年経つ時代です、日常的に列車などというワードを使っていた記憶はありません。「何できたの?」と訊ねられれば「電車」と答えても「列車できた」とは絶対に言ってはいませんでした。思えば同時代に流行った太田裕美の「木綿のハンカーチーフ」も“恋人よ僕は旅立つ 東へと向かう列車で”です。“列車”がナウかった時代? 私が時代に追いついていなかっただけ? 電車ではニュアンスがちょっと違ってしまうから荒井由実はあえて列車を詩に用いたのでしょう、きっと。
“令和の時代になって、今の若い人たちが理解できないワードは歌の世界には他にも存在します。ダイヤルもそのひとつ。金妻の主題歌小林明子の「恋におちて」では“ダイヤルまわして手をとめた”とあります。フィンガー5のヒット曲に「恋のダイヤル6700」というものもありました。ダイヤルって何という人はいっぱいいると思います。公衆電話、電話ボックス、ポケベル、令和生まれの子供が成長したときにはケイタイ、もしかするとスマホもその部類に入っているのかも。でも通信系が多いのはなぜでしょう。技術進歩が日進月歩、秒進分歩だからでしょうか。コロナ禍の数年後に“通勤””オフィス“って何?という時代になって・・・、はいないでしょうね。
結婚してからこれまでにルージュの伝言を聴いた時のことを何度も奥さん話してきました。もちろん話したことを忘れて話しているわけではないのですが。今日もまた車中で同じことを話すと「いつも同じ話、歳をとると同じことを何度も言う」とあきれられました。息を引き取ろうとしている私の耳元にルージュの伝言が流れてきたら「この曲初めて聴いたときすごい曲だと思った」と同じことを言うに違いありません。そして最後に“あの人のママ マリア様に会うために 今ひとり列車に乗るよ”といって息を引き取ったら奥さんも本当に衝撃を受けた曲だったのねと納得してくれるでしょうか。

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とんかつに負けた日 [ほっこり]

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老若男女を問わずランチは1日の楽しみのひとつだと思います。でもそれが悪夢のプロローグになることもあるのです。
数年前、漫才コンビの次長課長ではなく職場の本物の次長課長と3人で昼食をとるために会社を出たときのこと。課長がおいしいとんかつ屋があるのでそこへ行きましょうということになり、歩いて10分ほどかけて新宿駅近くのSという店に行きました。「ここのとんかつは絶品ですから」という課長の口上の後に運ばれてきたとんかつは今までにみたことのない姿。とげとげしていて何かが突き刺さったような衣でした。普通のとんかつの衣にはパン粉を使いますが、その店では細切りの食パンを衣にしているとかで、そうした風貌になっていたようです。衣で唇を切りはしないかと口へ含むにも覚悟がいる外観でしたが、思い切って食べてみると中身はその外観とは対照的にとてもソフト。確かにおいしいとんかつでした(残念ながら今はもう味わうことができないようです)。3人ともきれいに平らげると、次長が「この程度で絶品などといってもらってはこまる。もっと旨いとんかつ屋を知っているからそこへ行って食べ比べてみよう」ということになったのです。私は連日のとんかつランチには抵抗があったので、来週にでも決闘の日を設定してくれるとありがたいと思っていたのですが次長の指令は冷酷でした。「比較するには、この味を忘れないうちがいい。今夜行こう。」
午後7時、就労時間終了とともに私たちはオフィスを後にし、地下鉄に乗っていざ決戦の場に。Mというそのとんかつ屋は日比谷のオフィスビルの地下で営業していました(こちらも今はその地にありません)。幸いラストオーダーに間に合い3人とも昼と同じくロースかつを注文。ぶつが運ばれてくるまで、今度は次長の講釈に耳を傾けたわけです。条件を公平にするためアルコールもなし。勤め帰りのサラリーマンが真剣にとんかつを食す姿を店の人は異様に思ったことでしょう。でもミシュランの覆面調査員ではと疑ってはいなかったようです。デザート等、何もサービス品がつかなかったので。箸で切れるほど柔らかいと評判だというMのとんかつを食べ終えると、次長課長は第三者である私に最終ジャッジを求めてきたのでした。
私がどういう裁定を下したかは残念ながら覚えていません。でも1時間以上、胃に不快感をいだきながら電車に揺られ帰宅すると、我が家の食卓にとんかつが鎮座していていたことは鮮明に記憶しています。そして、連絡無しで遅くなったらどんなに帰宅が遅くなっても用意された夕食は必ずその日に食べるという我が家の掟に従い、私がそのとんかつも残さず食べたということも。翌日が健康診断の日だったら、医者が目を疑うとんでもない数値がでていたに違いありません。

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とりあえず箱根 seasonⅡ [旅]

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箱根の素晴らしさは何か、とにかく静かである。妙なところにさえ行かなければ。湖があり森がある。天気が良ければ富士山も見える。富士山の麓にも湖はいくつかあるがいずれも周囲が開発されている気がする。しかし芦ノ湖の東側、元箱根にある箱根ホテル、山のホテル、龍宮殿のある箱根園界隈から湖尻・桃源台にいたる湖畔には建造物が点在するが、そのどの地点からみる対岸にあたる西側には深い森しかない。建物は皆無なのだ。かつて東急と西武、五島家と堤家が箱根で覇権争いをしていたらしいが、両社とも芦ノ湖西側に手をつけなかったことは称賛されるべきだと思う、もっとも森が深く急斜面が多く開発が困難だったのかもしれないが。
小田原方面から芦ノ湖を目指す際、駅伝で有名な1号線を通らないなら箱根新道かターンパイクどちらかのルートを選択できる。どちらもかつては有料道路だったが現在箱根新道は無料になったそうだ。私はいつもターンパイクを利用していたのでその事実を知らなかったが。当初は東急ターンパイクといわれていたがこの道、走るにはそれなりの通行料をとられる。急こう配でカーブも多いが長い上り坂には登坂車線も用意されているし、気温の変化が瞬時に感じられるなど走っていて気持ちが良い。終点の大観山付近は下界が晴れていても深い霧に覆われることもある、だがそれがまた良い。そしてなんといっても通行量が圧倒的に少ないのだ。だから自動車専門番組や自動車雑誌はここでよく撮影をしている。取材中飛ばしすぎたのか亡くなった自動車評論家もいた。無茶さえしなければコストパフォーマンス日本一の有料道路ではないかと私は思う。安全のためか夜間は今でも閉鎖されるが、高校時代には料金所の横をすりぬけてヘッドライトだけをたよりに箱根を目指していた。万が一事故っても翌朝まで絶対発見されない、その間にクマに食べられたかもしれない。あくまで自己責任で走行していたのだから許して欲しい。時効だろうし。
コロナ禍の今年は残念ながらまだ一度も箱根の地を踏んでいない。GoToトラベルを利用して行きたいが原資が必要だ。はたして今年中に実現するのだろうか。家族に免許返納を言い渡される前にターンパイクをまた走りたいものである。クマに食われてもいい、冥土の土産話になるかもしれないから。

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とりあえず箱根 seasonⅠ [旅]

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これまでに箱根へ何回いっただろう。千は大げさにしてもその半分は行っているかもしれない。ただし宿泊したのはその半分ぐらいだろうか。何せ箱根は家から近い、昔は134号線が渋滞していたので西湘バイパスにのるまでにへたをしたら2時間以上かかった。しかし今は江の島から先が片側2車線になったので休日でも1時間経たずに西湘を走っていることもある。
幼少期の林間学校が記憶に残る最初の箱根訪問だ。現在は高級旅館になってしまいあぶく銭でも入らない限り泊まることもできない宿だが、当時はそこのお孫さんだかが同じ学校に通っていたので、何をしでかすかわからない小学生の林間学校として利用させていただけたらしい。小学校や中学校では遠足で、高校に入るとバイクで訪れた。深夜に家を抜け出して箱根を目指したのだ。峠を責めていたわけでもない、小さいバイクで友達と連れ立って「とりあえず箱根」というわけである。四輪の免許を取ってからはイロイロな人と訪れた。かつて芦ノ湖のそばに樹木園なるただの広い公園があった。たいした金額ではなかったと思うが有料だったので人見かけることも少ない。彼女の手弁当を何度か食べたこともある。その近くの丘にはやはり有料のピクニックガーデンがあった。芝生が拡がり芦ノ湖を見下ろせる絶好のロケーションだったので家族で何度も行って遊んだ。ありがたいことにやはり人がいない。湖畔に立つ箱根プリンスホテルには何度も訪れて泊まった。朝食のビュッフェだけを食べに早朝家をでたこともある。子供がうまれてからは次男が小学校高学年になるぐらいまで、館内の同じ場所、同じソファーに座らせて長男とともに写真を撮った。何年か前、久方ぶりに訪れたらそのソファーがなくなっていた。成長の証として身長を記してきた大切な柱を失ったような気持ちになったことを覚えている。樹木園にピクニックガーデン、そしてホテル、いずれも西武鉄道グループの施設だ。たくさんお金を落としてきたのだから堤家からひとことあってもよさそうなものだが。

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黄色いバスと老獪な先生 [怒]

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首都圏に住む方なら大半の方がみたことがある黄色い観光バス“はとバス”、コロナ禍にあって売り上げは3月以降9割以上減少しているとか。バスが稼働しないのですから乗務員さんはミラー越しにお客さんの笑顔を見ながらハンドルを握ることもできないわけです。自宅待機の毎日で収入も大幅ダウンを余儀なくされているとのこと。それでも会社は所有する大切なバスの一部を売却しつつ雇用を守ろうと努力しています。そうした企業が日本国内には多数あることは間違いないでしょう。一方、
「あなたも147日間休まず働いてみたことありますか?ないだろうね」
記者を小馬鹿にしたような質問をした老獪な先生がいらっしゃいました。ボスであるお忙しい総理を擁護しての発言なのでしょう。でも総理は自ら望んで総理になったはずです。無理やり担ぎだされた訳ではない。ならばコロナ禍でも仕事があること、できることを有り難く思えないのでしょうか。本人はそう思っているかもしれませんが(?)。働きづめでも検診を受けることはできるわけです。毎月定収入を約束されているのだから。この先も。乗務がなくて収入も激減している運転手さんの中には検診を受けたくても受けられない方もいるかもしれない。そんなことなど全くご想像できないのでしょう老獪な先生は。でなければこんな高飛車で無礼な言葉が発せられるわけがありません。総理を擁護する優しさがあるならご本人に言っておあげなさい。「体調が芳しくないならすぐにお辞めなさい。この先も激務がまっているのだから」と。

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