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とりあえず箱根 seasonⅡ [旅]

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箱根の素晴らしさは何か、とにかく静かである。妙なところにさえ行かなければ。湖があり森がある。天気が良ければ富士山も見える。富士山の麓にも湖はいくつかあるがいずれも周囲が開発されている気がする。しかし芦ノ湖の東側、元箱根にある箱根ホテル、山のホテル、龍宮殿のある箱根園界隈から湖尻・桃源台にいたる湖畔には建造物が点在するが、そのどの地点からみる対岸にあたる西側には深い森しかない。建物は皆無なのだ。かつて東急と西武、五島家と堤家が箱根で覇権争いをしていたらしいが、両社とも芦ノ湖西側に手をつけなかったことは称賛されるべきだと思う、もっとも森が深く急斜面が多く開発が困難だったのかもしれないが。
小田原方面から芦ノ湖を目指す際、駅伝で有名な1号線を通らないなら箱根新道かターンパイクどちらかのルートを選択できる。どちらもかつては有料道路だったが現在箱根新道は無料になったそうだ。私はいつもターンパイクを利用していたのでその事実を知らなかったが。当初は東急ターンパイクといわれていたがこの道、走るにはそれなりの通行料をとられる。急こう配でカーブも多いが長い上り坂には登坂車線も用意されているし、気温の変化が瞬時に感じられるなど走っていて気持ちが良い。終点の大観山付近は下界が晴れていても深い霧に覆われることもある、だがそれがまた良い。そしてなんといっても通行量が圧倒的に少ないのだ。だから自動車専門番組や自動車雑誌はここでよく撮影をしている。取材中飛ばしすぎたのか亡くなった自動車評論家もいた。無茶さえしなければコストパフォーマンス日本一の有料道路ではないかと私は思う。安全のためか夜間は今でも閉鎖されるが、高校時代には料金所の横をすりぬけてヘッドライトだけをたよりに箱根を目指していた。万が一事故っても翌朝まで絶対発見されない、その間にクマに食べられたかもしれない。あくまで自己責任で走行していたのだから許して欲しい。時効だろうし。
コロナ禍の今年は残念ながらまだ一度も箱根の地を踏んでいない。GoToトラベルを利用して行きたいが原資が必要だ。はたして今年中に実現するのだろうか。家族に免許返納を言い渡される前にターンパイクをまた走りたいものである。クマに食われてもいい、冥土の土産話になるかもしれないから。

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