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とりあえず箱根 seasonⅢ [旅]

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日曜日早起きして箱根に行った。こんなご時世だけど紅葉を見ようと思ったのだ。ルートは例によって134号線、西湘バイパス、そしてターンパイク。6時に家を出れば渋滞もない。7時半にはターンパイク終点大観山パーキングエリア(PA)に到着した。下界は朝方曇天だったが、大観山に近づくにつれターンパイクお馴染みの濃霧。ヘッドライトを点けないと対向車に気づかれそうにない状態だ。といっても対向車なんかほとんどなかったのだが。
まだ8時前だというのに大観山のPAには車が結構停車していた。それも当方の乗っている大衆車ではない。ポルシェ、GTRといった絶対にターンパイクを法定速度遵守で走るような車ではないものばかり。それも1台2台単位ではない。しかし愛好者のツーリングでもなさそうだった。皆、自分の車を誇らしげに眺め、同一車種に乗るドライバーと語らっている。トイレ休憩に向かう途中、あるドライバーの横を歩いていたら彼が隣のドライバーに「汚れちゃったから帰ったら磨かなきゃ」と言っていた。私の見る限り私の車より遥かにピカピカだった。徒歩でパーキングエリア併設の見晴らし台に向かう途中初代フェアレディを見つけた。おっさんが乗っている。半世紀は経ている車だ。箱根の峠をこんな旧車で攻めるとは勇気あるおっさんだと思った。いや車そのものが優秀なのだろう。さすがかつての技術の日産の代表車。やっちゃたね日産の現代とは質が違うのだろう。見晴らし台につくと眼下の芦ノ湖の向こうの山にかかる雲の上からちょうど富士山が頭を出し始めていた。ただの山なのだが美しい富士山を見ると何か得をした気がするのは私だけだろうか。その後先日故障して途中で停まったという駒ケ岳ロープウエーにひやひやしながら乗り箱根神社の奥宮である箱根元宮を参拝。下山後は箱根プリンスでブランチと、とりあえず箱根慣例である西武鉄道グループへの奉納をしこたましてきた。昼過ぎには帰路についたが、反対車線は大渋滞。湖畔の箱根神社駐車場入口を先頭に元箱根まで延々と。だらだら渋滞ではない、駐車場が空かなければ動けないので完全に停滞である。ターンパイクに向かうため元箱根を左折すると、そこからさらに渋滞は続く。元箱根を通る幹線に出るには信号があるが、幹線そのものが停滞しているので、ターンパイク方面から下山してくる車は信号が変わっても1、2台しか幹線に合流できない。みなさんもっと早起きしていらっしゃいと言ってやりたかった。その渋滞のなかほどになんとフェラーリの集団が。3年分のフェラーリを数分で見た気がした。設計者も想定しないであろう渋滞にはまってオーバーヒートでもしなければいいのにと心配してやった。しかしあれほど高価なフェラーリがあれだけ売れている、買う人がいることにあらためて驚いた。生業は何なのかひとりひとりに尋ねてみたい気もした。
こちらは反対の渋滞停滞を尻目にスイスイ走って帰ってきたが、今日のとりあえず箱根の目的である紅葉はというと、4-5日行くのが早かったかも? でも私としては存分に富士山も拝めたし、高性能も宝の持ち腐れ状態の渋滞にはまるフェラーリもまとめてみることができたので満足である。

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