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Dreams Come True [楽]

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ホテルで催されるパーティーに行ったときのことです。華やかなロビーフロアからエレベーターに乗りパーティー会場の催されているフロアで降りるとそこはまるで廃墟。床も分厚い絨毯ではなく板張りです。廊下を歩くのですが人影はなく窓から見える景色もなぜかセピア色でした。乗ったときは最新型だと思っていたのに廊下の床とずれが生じていて正確には停止していない旧式のエレベーターで慌ててロビーフロアへ。怖くなってさきほど乗った隣のエレベーターを利用すると無事パーティー会場に行くことができたのです。パーティー会場はたくさんの子供たちが愛嬌あるな着ぐるみたちを取り囲むみ、色とりどりの風船が飛び交うとても明るい雰囲気でした。そんな奇妙な夢を見たことがあります。
不謹慎かもしれませんがある葬儀に参列する際、時間調整のために立ち寄った斎場近くの本屋で本を買ってしまいました。それも私が将来芥川賞をもらったとき「この部分は○○に酷似している」などと受賞後にいいがかりをつけられないよう極力読むことを避けていた他人の書いた小説です。ミステリー作家として幅広いファン層を持つ彼の作品には映画化、テレビドラマ化されたものも数多くあります。まあそれだけ売れている作家の力量を知るために購入したわけです。当然葬儀開始までの間に読破できるわけもありません。その日から少しずつ読み進んだのですがいつまでたっても何がミステリーなのかわかりません。本編とは関係のないところで発せられる主人公の言葉に「確かに、旨いことをいう」と納得する箇所はありましたがストーリーの展開が私の読解力が衰えたのか見えてこないのです。もしかしてここがこの小説の核心?と思ったときには残りページはごく僅かになっていました。これを読んで一般人が魅了されているのだとしたら・・・。
夢の内容を克明に覚えていることなど滅多にありません。でも冒頭のホテルでの異様な経験は目覚めたときにもその情景が鮮明に脳裏に残っていたのです。私は蒲団を畳みながらこれは小説にできる、印税生活が始まる、映画にも間違いなくなるとほくそえんでいました。さきほどまでみていた夢がヒントになって映画化されたときのキャスティングまで起床と同時に構想したことなど記憶にありません。でも問題があります。物語の骨子はイメージとしてはっきりとあるのですが、鍵となる導入部分がまだ浮かんでいないのです。そこさえクリアすればこれは迂闊にも読んでしまった有名作家のミステリーよりもはるかに面白いストーリーになるはず。読者をあと1ページもう1ページとなかなか本を閉じさせない状況に陥れ、最後に唖然とさせる自信があります。おおまかな展開も今は言えません。単行本になったら買ってください。本当の夢物語にさせないよう緩みきった脳味噌に刺激を与えプロローグを練ることにします。

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