SSブログ

車はガソリンで走るもの [くるま]

benz-h-003.jpg
今回の東京モーターショーは、前回を大幅に上回る入場者があったとか。美しいモデルさんと各メーカーの新型モデルを一堂にみることができ、各車のパンフレットを1日で収集できたひと昔ふた昔のモーターショーしか知らない私には、フルモデルチェンジしたモーターショーには魅力を感じず、行く気にもなりませんでしたが。下記は数年前に記した雑記です。自動運転のことを記していないですから、当時は夢物語、現実離れした話だったのでしょうか。

『20年以上にわたって毎月欠かさずに購入してきた自動車雑誌が来月で休刊になります。人々の車に対する意識の変化とともに車を取り巻く環境に面白みがなくなってしまったのかもしれませんが寂しい限りです。
環境問題を追い風にしてか、乗る人に個性がないのか、昨年の国内新車販売台数トップはハイブリッド(雑種)カー「プリウス」でした。何年後かにはきっと電気自動車がNo.1になっているに違いありません。私はハイブリッドカーにも電気自動車にもまだ乗ったことがありませんが、果たしてあれを自動車といっていいのでしょうか。タイヤの摩擦音と風きり音しかしないのでは新橋と臨海副都心を結ぶ「ゆりかもめ」と同類なのでは。車がならぶスーパーの駐車場の一角から音もなく突如飛び出してきたり、狭い道路を歩いていてふと振り返るとハイブリッド車が迫っていたり等等、その新種の動く物体に驚かされた経験が私には何度かあります。無音による危険を回避するため音を発生させる機器の装着が検討されているようですが何か釈然としない対策だと思います。若者の車離れも新種の動く物体がNo.1になった要因のひとつかもしれません。お金を貯めて格好いい車を買って、友達や彼女を乗せて海岸線や山道を、高速道路を走る姿を妄想する若い人が減っているのでは。その一方でこれに乗ってさえいれば自分は地球に優しい人間なのだと思い込む勘違いした、車を移動手段としか考えていない大人が増えつつあるとしたら由々しき事態です。もちろん環境問題は考えなくてはいけませんが、日本のメーカーには40年近く前に当時世界一厳しいといわれた排気ガス規制法「マスキー法」をもクリアした技術力があります。エンジン音を楽しめながら燃費にも優れ環境にも優しい従来の自動車づくりもまだまだあきらめて欲しくありません。相次いでF1から撤退していったメーカーにもがっかりです。トヨタはともかく小さな町工場から出発したホンダには、創業者のチャレンジ精神を継いでモータースポーツの世界でもう一度頂点に立って欲しかったと望むのは私だけではないと思います。もちろん電気F1カーなどで表彰台に立つことを望んでいるわけではありません。サーキットに行って油の焦げた臭いや耳をつんざくエンジン音がしないのではエキサイトできませんから。環境をキーワードに横並びで同じような車を作っていても面白くないのです。若者が操ることを夢みるような魅力的な車を開発するメーカーは日本にはもう出現しないのでしょうか。
とはいってもガソリンのもととなる原油がいずれ枯渇することはどうしようもない事実です。従来の自動車からハイブリッドカーや電気自動車に移行することは、自動車が馬車にとってかわったように時代の流れなのかもしれません。「車はガソリンで走るのです」あののんびりしたコマーシャルを知る人たちもいずれいなくなってしまうのかと思うとなんだか悲しい気がしますが。』

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Alien立ち上がれ自民党議員 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。