Alien [宇宙]
いまだに「宇宙人は存在すると思いますか」という間抜けな質問をする人がいます。
夜空には数えきれないほど大小の星が輝き、さらにその先には果てしない宇宙空間が拡がっているというのに。 生物は地球にしかいないと考えている人が21世紀になった今でも存在しているとしたら、その方たちはある意味、夢のある人なのかもしれません。
見識者と呼ばれる方たちは、生物の存在の基本を人間としてとらえ、水があるから生物のいる可能性が高いとかおっしゃいます。水がなくても、空気がなくて生存できる生物がいるとは考えないのでしょうか。人間の目では捉えられない生物だっているかもしれないのに。無限に拡がる宇宙に地球だけが生物が存在しうる場所だと考える方が不自然で非常識な意見ではないでしょうか。
今年の春、探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウで人工のクレーターを作成するための衝突実験に成功したと大きく報道されました。惑星といってもリュウグウは直径1kmにも満たない岩石だそうですが、太陽系初期の残存物が残っているため地球の起源と進化が明らかになる可能性があるとか。衝突実験は貴重な岩石標本を採取する「はやぶさ2」のための着陸場所確保だったようです。でも万が一、リュウグウに人には見えない世界が存在していたら現地?の生物たちは大騒ぎになっていたかと。小さな岩石上にもそれこそ目にみえないような小さな生物たちが、地球同様何千年もかけて文明社会を築いていたかもしれません。地球の起源と進化を解明するためという地球人の身勝手な行動により、ひょっとすると静かに平和に暮らしていたリュウグウの生物たちを全滅させたかもしれないわけです。
宇宙人は宇宙のいたるところに無数に存在していると思います。でも彼らは日本語で宇宙人と言われていることを最大の侮辱と捉えているかもしれません。我々は「人」と呼ばれるほど愚かではないと。
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