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クラウン生産中止 [くるま]

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“いつかはクラウン”と思っている方は急いだ方がいいかもしれません。メーカーからの正式発表はまだないようですが、トヨタの主力モデルであるクラウンが生産中止になるとの報道がありました。
私が生まれて間もなく発売開始された初代トヨペットクラウン。65年の歳月を経て現行モデルは15代目だそうです。昔はタクシーといえばクラウンかセドリック。我が家に車はなかったので、両車いずれもモデルチェンジされるたびに駅頭で新車のタクシーに遭遇すること、たまにそれに乗車することが私の子供の頃の楽しみでした。自動車学校の教習車も昔はほとんどがクラウン。私もクラウンのハンドルを握り、怖い先生のご指導を受け免許を取得しました。路上講習の際、直線の広い一般道で80km/hだしたらさすがに「ちょっと出しすぎ」と教官側にある非常ブレーキを踏まれたことも。緩い時代でした。名優山村聡さんを長年CMに登場させ高級車クラウンを印象付けていましたが、“いつかはクラウン”のコピーも山村聡さんの時代に生まれたと記憶しています。免許取得後、私は日産車一筋。トヨタの車を所有することなど考えたこともありませんが、うまいことをいうなとそのコピーに妙に共感したことを覚えています。最近はセンチュリーがお気に入りのような全国の知事さんを含め、かつては一般企業の重役、官庁のお偉いさんの大半が黒塗りのクラウンのお世話になっていました。最近はそんな皆さんも移動の際にらくちんな大きなワンボックスを利用するようになり、タクシーにも専用モデルが登場、さらにユーザーのセダン離れもあり販売台数は低迷していたのでしょう。今回の生産中止報道も時代の流れ、止むを得ないことなのかもしれません。
トヨタからは現存していたらちょっと立場がなかったかもしれないコロナ、日産ではセドリック、ブルーバード、サニーがすでにラインアップから姿を消しました。昭和の街を彩った車たちが少なくなる中、クラウンまでも。いつかはクラウンなどと思ったこともない私でもちょっと寂しい気がします。昭和がどんどん小さくなっていくようで。

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