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ウイスキーもお好きでしょ [楽]

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北方謙三、逢坂剛、大沢在昌をはじめとする多くのハードボイルド、ミステリー作家たちがその作品の中に登場させ、時としてストーリーの展開に重要な役割を果たしてきたウイスキー。一時は人気に陰りがみえたものの、ハイボールブームの再来でちょっとは復権してきたのカナ?
日本におけるウイスキー消費のピークは80年代前半。70年代後半から各地に居酒屋が出現しはじめ、80年代に入ると若い女性たちからの支持をえたカフェバーが登場、さらにワインブームまで到来し、ウイスキーには強烈な向かい風となってしまったようです。居酒屋ではチュウーハイ、カフェバーではカラフルなカクテルなどが人気となり、ウイスキーはオヤジの飲みものという定説が生まれてしまったこともその当時衰退の一因ともいわれました。しかし2010年前後から、サントリーが小雪、菅野美穂、井川遥など有名女優を登用したCMを放映するなど、積極的なハイボールのキャンペーンを展開。それが功を奏してブームに火が付き、いまやすっかり定着したようです。でも、ソーダで割らずにウイスキーそのものの香りを愉しむ若者が今どれほどいるでしょうか。若者だけじゃない、オヤジも含めて。70年代、ボトル1本1万円もして、海外旅行のお土産として頂戴すると、しばらくは封も切らずに居間の目立つ場所に飾られていたスコッチが、2千円札1枚でもおつりがくる価格で手に入る今のご時世。そんな高価だったウイスキーをソーダなんかで割るなよ、わかってないなと思うとともに、当時の価格はなんだったんだろう、もともと格好つけて飲むような酒ではなく、どんな飲み方しようがお構いなしのお酒だったの、とウイスキーと半世紀近く付き合っている高齢者は思うのですが。今夜はグラスの中で踊る氷の音と、窓の外に見える満月に近い月でも眺めながらウイスキーを楽しむとしましょう。昔も今も居間の目立つ場所に飾られることもない廉価な国産ウイスキーですが。
ところで先月からテレビ東京で「共演NG」というドラマが始まっています。この番組のスポンサー、キリンとサントリー、いや、サントリーとキリンでした。どっちが正解?お酒メーカー2社の共演、NGではなかったのと話題になっています。
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