SSブログ

スクランブル交差点の現在過去未来 [何か変]

shutterstock_1404544742-1200x800.jpg
GoToなんちゃらが東京も解禁となり、渋谷のスクランブル交差点も平成時代の混雑を取り戻しつつあるようです。もちろん私もコロナ禍の前にはそのスクランブル交差点も何度も渡っていました。その場にいたわけではありませんが、推測するに戦国時代の合戦場所はスクランブル交差点のような状態だったのではないでしょうか。ほら貝の相図ではなく歩行者専用信号が青に変わったとたん、四方から数百、それ以上の民衆がそれぞれ思い思いの方向へ突進していくのですから。途中でお育ちのよさがじゃまして相手に道をゆずろうものなら、譲った相手以外の者たちが私の進路に進入し、私は時間内に自分の望む対岸にたどりつくことはできません。さらにはあれだけの人間がいるのですから、中には刃物を所持した人もいるかもしれない、突然その人が刃物を振り回し始めたらどうしよう、ハチ公前にいる交番の警察官が突然発狂して、天才バカボンに登場する本官さんのように銃を乱射しだしはしないか、赤信号でとまっていた車が突然急発進して突っ込んできたりしないか等々。歩行者信号が点滅し始めてはいないかと確認するとともに、前後左右の人の流れを予測しつつ進路を確保し、異常者はいないかと周囲に注意を払いながら渡っていたものです。私がまだ十代の頃、今から40年以上前は混んでいるといってもあそこまでひどくなかったような気がします。まして当時は突然刃物を振り回したり銃を乱射したりする者の出現などと考えたことなどありませんでした。それだけ平成令和の世の中が物騒になったことに加え、私自身が絶えず何かに怯えている、歳をとった証なのかもしれません。今平然とスマホ片手にスクランブル交差点を渡っている若者たちは、あと4,50年後にはどんな風に同じ場所を歩いているのでしょうか。
税金を食い物にし、自身の既得権の確保に奔走する国民セカンド自分ファーストの議員さん、そうした議員さんに投票し続ける地元だけ自分たちの利益だけを愛する方々、投票にも行かない人、不平不満はあっても街に大挙くりでて抗議活動をしたり国際空港を占拠してまで国を変革させようなどという気概もない賢く穏やかな人々、こうした国民の皆さまによって徐々に日本が衰退していけば、「昔はこんなじゃなかったのに、信号もあったし、信じられないぐらい大勢の人がいたのになあ」とつぶやきながら、ひと気もまばら、ビルの壁面に見知らぬ方の大きな大きな肖像画が掲げられ、屋上には日の丸ではない国旗がたなびくゴーストタウンを彷徨っているかもしれません。変わっていないのはスピーカーを背負い淡々と布教活動する人、ご主人の帰りを待つハチ公だけになっていないといいのですが。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

あゝ無情!アンフェア ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。