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戦後から戦前に [何か変]

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戦後が始まって75回目の夏がやってきました。テレビに映るキャスターや解説者は一様に悲痛な面持ちで広島長崎の惨劇、戦争の悲惨さを伝えます。この時期だけ。
著名人の発言だとしたら大炎上間違いなしですが、無名な私は小学校で太平洋戦争のことを学んだ時から原爆を投下したアメリカを恨むよりむしろ感謝すらしていました。もしあのまま原爆を使用することなく戦争を続けていても日本はいずれアメリカに降伏することになったでしょう。でも核兵器の恐ろしさを目の当たりにしなかったら、それまでの歴史を顧みて日本は再び武器を手にして侵略戦争に手を染めていたに違いないと子供ながらに思ったからです。原爆は一度に多くの方の命を奪い、75年を経た今でも苦しまれている方々がいる憎むべき兵器です。そのことを経験しているからこそなんとか日本も75年間平和を維持できたのではないでしょうか。現在、生きている私たちがすべきこと、それは二度と再び戦争をしないこと。でなければ広島長崎の原爆を含め太平洋戦争で命を奪われた人々がうかばれません。
日本は唯一の被爆国です。核兵器の惨さをもっともっと世界に発信すべきではないかと考えますが、立場の異なる国々の橋渡しに努めるとか美辞麗句をならべるだけで核兵器禁止条約に署名すらしていない。この先世界中の誰ひとり戦争によって悲しい思いを経験することのない平和な世界構築に向け日本がリーダーシップを発揮してくれればとよいのですが。核兵器を保有さえすれば列強の仲間入りなどといわれる世界はおかしい。第三次世界大戦で使用される兵器は何かと問われたアインシュタインはこう答えたそうです。「第三次はわからないが第四次大戦ならわかる。石と棍棒だろう」。次に戦争がおこれば人類はすべてを失うということでしょう。
令和2年は戦前だったといわれる時代がこないことを祈るだけです。

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