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車は楽しい [くるま]

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半年ぶりに車のディーラーに行きました。新車の購入契約のためではなく6カ月点検のためです。サービスパックに入っているので点検整備代は無料なのですが、案の定いろいろ交換を勧められて結局それなりの出費になりました。
さて、視聴者は少ないと思いますがBSで「愛車遍歴」という番組が放送されています。内容は有名人が免許を取得してから現在に至るまで所有してきた車を紹介しつつ、その人の人生をも振り返ってもらおうというもの。6,7,80年代に主流だった車、私自身欲しかった車も登場するので私はほぼ毎週視ています。
現役時代から親方に内緒で運転していたという元横綱は日本の道路事情にそぐわない大きな車を中心に保有してきました。小さな横綱と言われていたものの一般の人よりはやはりサイズが大きいですから当然といえば当然ですが。新車には目もくれず日本の旧車(クラシックカーといわれるほど古くもない3,40年前の車)ばかりを乗りついでいる落語家。私が10代の頃、さらに免許を取ったばかりの頃に街で見かけた車だったので私もちょっとタイムスリップしました。その他にも大手製薬会社のCM出演契約金で憧れのポルシェをポンと購入したという女優や、車は汚い方が格好いいと自らボディーを凹ましゴム草履のように扱う芸能人。日本のような特殊な施設がないために母国では異性との交遊の場として最適な車をチョイスしていたというイタリア人タレントなど、皆さんそれぞれの思いいれがこれまで乗ってきた車の全てにあるようです。
ところで昔の国産車にはフロントグリルやテールランプなど車の一部を見ただけでも車種が判別できるほど個性があったと感じるのは私だけでしょうか。今は輸入車も国産車もフロントグリルのマーク、ロゴを見なければ車種が判断できないほどスタイルがとてもよく似ています。世界中のカーデザイナーの大半が同じデザイン学校で学んできたから、空力を考えると似たような形になってしまう、いろいろ事情はあるのでしょうが個性がまるでないように思えます。ロールスロイスがSUVを製造販売するご時世、時代に追いついていない私の感覚がずれきっているのかもしれませんが。
私の場合18で免許を取得してからこれまで50年、数えてみたら8台の車を乗りついできました。どれも気に入って保有した車なので1台を乗る年数は番組に登場する有名人に比べればはるかに長いです。1台を除いてすべて4ドア車。別にそれはこだわりというのでもなく、こだわりがあるとすればメーカー。日産車だけを選択してきたことでしょうか。小さい頃から日産車、日産に吸収される前のプリンスの車が好きだったこともありますが、日産が絶対にNo.1にはならない存在だったところにも魅かれた要因があるのかもしれません。今の車にももう13年乗っていますが残念ながら次の予定は・・・・・・。あと何年ハンドルを握れるかも定かでないので、助手席や後席専門になる前にフェアレディZやGTRを操って環境問題などとは無関係に箱根の山坂を暴力的に走行してみたい気持ちはありますが。
その日産、私にとっては意味不明と思えるゴーン前社長の逮捕劇以降、まったく元気がありません。コロナ禍で「日産倒産」の文字が日経の1面を飾るのではないかと私は日々心配しています。半年ぶりに訪れたディーラーでは発売以来販売好調な電気で走る新型コンパクトSUVの運転席に座らせてもらいました。新車の車内の香りはたまりません。自動車メーカーとして生き残るには仕方ないことかもしれませんが、でもやっぱり、それなりの音がして、油の臭いがあってこそ車だと私は思います。私が生きているうちは「車はガソリンで走るもの」であって欲しいものです。

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