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自殺は罪2 [怒]

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若手俳優が自ら命を絶ちました。死ぬ勇気があったなら、なぜ生きる勇気を選択しなかったのでしょう。「お前ごときに彼の苦悩などわからない」そう激怒されても「はい、私にはわかりません」と答えるしかありません。誰にもわからないでしょう。でもひとつだけハッキリと言えることがあります、理由原因がなんであれ自殺が受け入れられる世の中では絶対にいけない、自殺は残された者に苦悩の日々を送らせることにつながる罪だということを。

国として「人間辞めますか覚せい剤やめますか」に匹敵する自殺防止を促すキャンペーンをなぜしないのでしょうか。小学生の頃から自死は絶対許されることではないと教え、自死という選択肢が頭に浮かんだ時にはそこから生きる道へ導くことができるシステムを国で構築できないものでしょうか。すでにあるのでしょうが自殺者が絶えないということは機能していないのでは。自死は人に与えられた権利だとは絶対に思いません。

下記は働き方改革なる言葉も生んだ、ある女性社員の自殺に際して2年以上前に記した私の意見です。今でも考え方はかわりません。

大手広告代理店勤務の女性社員の自殺がマスコミで取り上げられ、お国も一時労使どちらのためのものかわからない働き方改革なるもの推進に利用しているようにも見受けられました。あの事件の際、マスコミの対応に首を傾げたのは私だけでしょうか。悪者は会社であり、パワハラ、過重な労働時間などだけをクローズアップし、会社のお偉いさんが辞任すればフラッシュをたき、オーバーワークはもうしませんとばかりに本社ビルの照明を一斉に消灯するパフォーマンスをすれば各局そろって報道していました。

もちろん過重労働をさせていた会社も悪い。でも亡くなった彼女には「冗談じゃない、こんな会社にいられない」と退職するという選択肢があったことも事実です。自ら命を絶つ勇気があるなら辞める前に労基署に訴え、それによって不当な扱いをうけたなら弁護士に相談すればよかったのにと私は考えます。なぜそうしなかったのか、学校ではそんなことは教えてくれないのでしょう。友人たちもせっかく世間で言われる一流企業に入ったのだから今は我慢すればといったのかもしれません。名のある会社に入って半ばで辞めたら落伍者のレッテルが貼られるのでしょうか。一流の大学を出た人たちにとって中途退職は負け犬、脱落者という常識がまかり通っていたのでしょうか。だとしたら教育にも問題があります。

私は、自ら命を絶つ、自殺は罪だということをもっと多くの人たちに理解してほしいのです。亡くなった女性のお母さんは安倍首相とも会うなど、たびたびマスコミに登場していました。あの事件によって働き方改革への取り組みにも拍車がかかり彼女のような犠牲者が今後でなくなればいいことです。しかし、せっかくマスコミにでるなら自殺は絶対にしてはいけないとその都度コメントしてくれればと私は思いました。お母さんも娘の自殺を回避できなかったことに深く悩み、罪の意識を感じているに違いありません。ならばなおのこと自殺は罪と訴えて欲しかったのです。自殺は残された人々を苦しめさせることにもなるのですから。公共広告でも「自殺は罪」と、しつこいぐらい放送し、立ち止まる人をひとりでも増やして欲しいと思います。

実は私の友人も、数年前に自殺でこの世を去りました。前日の夕方まで将来のこととか語っていたのに。なぜ彼がそこまで考えていることがわからなかったのか、私も自分が情けなくなりました。ご家族も同様。自殺すれば本人はThe Endとなるのでしょうが、残された周囲の人たちはそれから苦労、つらい毎日が始まるのです。友人が自ら命を絶った後、彼と共通の別の友人が癌に侵されました。発見が遅く彼も翌々年他界してしまったのですが、闘病中、彼の奥さんがつぶやきました。「自ら命を絶った彼はずるい、主人は一生懸命生きようとしているのに」と。自殺は罪、罪悪なのです。

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